第10回24時間戦 (現在では長時間戦) DHC隊長からの報告


 今回の長時間戦はいつもの手賀沼から離れ、千葉県 市にある有料フィールド「シールズ」にて実施することになりました。ですがこの会場選び、当初は市街地戦フィールド「ユニオン」が候補にあがり、TPO代表理事とDHC隊長が下見に出かけました。
 

 

 自由参加デーのため多数の参加者がいる中、代表理事はその身をもってフィールドを実感しました。市街地戦は楽しかったですが「すこし狭いかもしれない」という意見のためこのフィールドでの参加案は廃案となり、次案である「シールズ」に予約を入れました。前回の手賀沼で開催した際は陣地や障害物の作成で時間を取られましたがシールズでは既存の障害物があるので、参加者は各々の準備に専念することができました。

 チーム分けについて、開催5日まえになって話題となり、腐れ縁であるシュヴァルツと組むことになりました。しかし午前10時に戦闘開始ではシュヴァルツが果たして現地に集合するかどうか、という一抹の不安がシュヴァルツ兼務のDHC隊長の脳裏に浮かんでいました....。

 

 開催日当日、朝方まで降っていた雨は現地に到着する頃にはあがっていました。午前8時前に到着してみるとすでにわがまま突撃隊員が現地に赴いており、その士気の高さを伺えました。DHCも集合時間である9時前には到着し、あとは両隊に付く部隊の動向が気になるところでした。
 DHC隊長の予想とは異なり、シュヴァルツは開戦までに全員揃い(奇跡である!)、対するわがまま突撃隊側はWinter Seagullsが不参加となり、6−Oの隊長は未だ到着しない状況で対峙することになりました。この時点で兵数差はこちらが2名多いのですが、火器性能から見た総合戦闘力ではわがまま突撃隊のほうが優位である、という私見に至りました。

 

 到着した隊員達は各々の準備をして銃のレギュレーションチェックを行います。手賀沼のルールとして95m/s以下という規定が設けられており、問題となる銃はありませんでした。

 

 個人の準備をしている間、各隊長は出撃陣地、ポイントとなるゲットポイントの場所を決めていきますが、そこで予想していなかった出来事が発生しました。この有料フィールドは2つフィールドが整備されており我々は小さい方を予約していたのですが、フィールド管理者から「もうひとつの予約団体のほうが人数が少なく、フィールドを交換してもいいとのことだが如何か」という打診がありました。DHCでは簡単なフィールド地図を作って位置情報の共有化を行うべく準備しましたが、「人数もいるので少しでも広いほうにしよう」という隊長達の意見が一致、突然のフィールド変更となりました。
 このフィールド内の三箇所にゲットポイントを設置(うち一つは砦最上階に設置)、「とりあえずやってしまおう」と両陣営とも事前戦略なし(DHC側はそもそもないが)、で対峙することになりました。

 

 10時に開会式を簡単に実施、10時20分に開戦する旨で同意されました。両指揮官のジャンケンでDHC・シュヴァルツ合同軍は奥の陣地から出撃することになりました。隊員達はセーフティーエリアまでの移動と約5分程度のフィールド下見だけで挑まなくてはいけませんでしたが、まぁフィールドを把握しながらの戦闘も面白いのでは、と思いました。

 全員を集めての作戦会議の内容はたったの1分、その内容は「DHCはフラッグ3付近にあるゲットポイントの確保、シュヴァルツはSP周辺にあるゲットポイントの確保を目的とし、難航不落砦内のゲットポイントについては様子を見よう」でした。フィールド変更や初めて参加する兵士もいますので難しい命令はできません。ゲットポイントを2つ確保できればいくら撃たれようが勝利になります。各部隊は各担当ポイントを死力を尽くして確保して頂くことになりました。

 

 開戦はわがまま突撃隊からのホーンが合図となるはずでしたがその音を聞くことができませんでした。戦闘開始から3分後、こちらの指揮官による電話連絡によってすでに開始している旨が伝達されてあわてて作戦開始、しかしすべてのポイントは制圧されており、最初から苦しい作戦展開となりました。開戦当初は押されぎみで戦死者続出、この時点においては完全に抑えられていました。
 しかし戦闘開始後1時間後、シュヴァルツ担当地域にDHC隊員を補強、敵が減ったところに強襲を仕掛けて制圧、ポイントを確保して防御体制を整えます。今回のシュヴァルツは二次戦米海兵隊装備を中心とする部隊構成の予定でしたが、そのうち二名が現用米軍装備で参加、連射火器が充実した影響なのか対等に対峙できたことがゲーム終了までの粘り強さに結びついたのではないでしょうか。 

 

 開戦1時間15分後(推定)、DHC隊員が要塞に取り付いて内部の様子を伺っていると無線連絡している敵を声で確認、その会話を盗聴していると「一時撤退する」という言葉が聞けたので脱出する瞬間を強襲して要塞付近の無力化に成功、要塞最上階にあるポイントの確保に成功します。

 

 開戦1時間半から2時間半頃、DHC・シュヴァルツが担当する両ゲットポイントで1〜2回程度の逆転しましたが制圧時間ではこちらが短かったと思います。砦内のゲットポイントはDHCが確保した状態を維持しており、DHCの狙撃手2名は交互に要塞上にて狙撃活動を行い、わがまま突撃隊の前進を阻みます。ですが相手側もスナイパーでこちらを狙ってくるようになり、狙撃手同士の戦いがフィールド中央付近で展開していました。
 その後、要塞内に立て篭もったDHC狙撃手が排除され無制圧状態になった時期がありました。倒された狙撃手はすぐにセーフティーに戻って再出撃、要塞はすでに制圧されているだろう、と近づいてみるとまだ取り付かれていない様子、2〜3名のわがまま突撃隊員が要塞に慎重に接近する様子が伺えます。近づいてきた敵を強襲で2名を戦死させて要塞防衛に成功、その後最後まで要塞陣地を制圧下におくことに成功しました。

 たぶん2時間が経過した頃、要塞にて狙撃活動に勤しんでいるDHC隊長の耳に、「全員突撃せよ!」という声が聞こえました。声の主はシュヴァルツの最上級将校の声です、ゲットポイントはこちらですべて抑えているのに突撃する必要があるのだろうか、と首を捻りましたが膠着状態を打破して楽しみたかったようです。すぐに下士官から戦況報告を受けたようで、この後の防衛戦闘は見事だった、と後に報告を受けています。

 終了30分前、DHC担当のポイントがわがまま突撃隊に制圧されていました。そのため切り札として温存してあったMGを投入しての強攻作戦を行います。この戦術を実施するため弾の消費を半分以下に抑えていました。戦力を集中させてMGを先頭にして突破作戦を3回実施しましたがどれも途中で頓挫します。そして4度目の実施前にMGの給弾機構にトラブルが発生して使用不可となってしまいました。ですがMGのない4度目の強襲でゲットポイントを確保、ゲーム終了まで維持することに成功します。

 シュヴァルツ担当地域で終了3分前に最後の攻勢が曝されますが、最後まで攻め倦み奪還されることなく終了のホーンがなりました。ゲットポイントをすべて確保した状態での完全勝利となりました。

 

 勝利したDHC・シュヴァルツ両メンバーは戦闘終了後は疲れのため放心状態でしたが、次第に勝利を喜ぶような様子でした。しかし昼飯なしで戦闘を続けたので体力的に限界が近かったようです。急いで昼飯の準備を行います。

 ちなみに全員の総被弾数は117、もっとも被弾数が多いのはDHC隊長で1割以上を占めていました....。


 


 バーベキューの準備を整え、代表理事の乾杯の合図で食べ始めます。これでビールでもあればよかったのですがほとんどの隊員が車での移動でしたのでアルコールは後日行われる忘年会までお預けです。

 


 バーベキューのほかに代表理事はシチューを準備していました。日も暮れかけてきて気温も低下したところに暖かいシチューは格別に美味しかったです。フィールドにある照明のおかげで暗くなっても歓談することができ、この点においては有料フィールドの良さを実感することができました。


本作戦に参加した兵士各位、お疲れ様でした!