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SS山岳部隊

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    2010.05.31 | Footwear, Sportswear, Underwear

    SS Sportswear

    その昔、SSの体力測定実施要領(測定メニューと合格ラインが記述されている)を入手した際に、これはいっぺん実際にやってみようという企画が立ち上がったことがある。

    で、皆で実物/レプリカのスポーツウェアやら用具やらを揃えてみようと試みたのだが、案の定、中々数が揃わず。結局やらず終いで今日に至っている。

    まあ、主要メンバーは今となっては結構いい歳になっちゃったし、今更体力検定もクソもないのだが、ランニング&短パンはこれからのシーズン、炎天下で戦車関連作業するには良さそうだし、ジャージは冬場の作業に向いているんじゃないかということで、やっぱり皆で揃えましょう、ということになり、その第1弾として、黒短パンのレプリカをちょっと前にリリースしてみた次第である。

    戦車やら他の企画と同時進行のため、中々思うように進まない面もあるのだが、本格的な夏を前に、とりあえずランニングと靴のレプリカ試作品が出来上がった。そこで、その昔購入した実物や海外製レプリカと共に、SSのスポーツウェアを紹介してみたい。

    SSスポーツシャツレプリカ

    昨年あたりから海外でレプリカが大量に出回るようになったので、今となっては労せず必要数を購入することができるのだが、運賃等を考えると、わざわざ海外から取り寄せるというのも馬鹿馬鹿しい類のアイテムなので、独自に制作してみた。

    ベースのランニングシャツは、その昔購入した実物のSSランニングシャツを片手に、似たような織り方の生地を用いた製品をチョイス。ワッペンは実物ジャージの胸についていたものから採寸&トレースして制作した。
    量産出来次第、WebShopにて販売予定。予価¥2,500-。

    尚、実物SSランニングシャツは、一度洗濯した際にタグがとれてしまい、ただの小汚いランニングシャツと化してしまったので、写真は省略。

    実物SSジャージ上下

    上着はプルオーバー式。
    SSジャージには、胸ポケットがあるのとないのと2種類あるが、これは左胸にポケットがついているタイプで、SSルーン章はそのポケットの上に縫い付けられている。

    実物SSジャージズボン

    腰と裾にゴムが入っていて、サイズ調整の紐の類はない。
    ただ、実物の中には腰が紐で縛るタイプのものも存在している模様。

    秋冬に向けて、このジャージのレプリカも制作する予定。

    米国製レプリカ

    何年か前にスティーブ・マクローガン氏から購入したレプリカ。
    じゃんけんで買ったら半額にするというので、当隊隊員が数名トライしたが、完敗。どうも彼はじゃんけんには自信があるらしい。
    既に品切れなのか、最近は売っているのを見かけない。

    見積もり次第では、自前で作らずに、スティーブ氏に制作依頼かけちゃった方が手っ取り早いかもしれない。


    米国製レプリカと比較

    左が実物で、右が米国製レプリカ。

    実物の方は、襟先が独軍シャツに良くみられる先細りに絞られるタイプで、レプリカの方は台形タイプ。また、レプリカの方は胸ポケ無しタイプである。

    生地の色目が、実物は青系の黒なのに対し、レプリカは赤系の黒という違いはあるが、総じて良くできていると思う。

    襟の形はやはり襟先が先細りになる方がそれっぽいので、当隊でレプリカを作る際はそのようにしたいと考えている。

    SSルーン章

    左が実物、右が米国製レプリカ。
    いずれもベボタイプ。

    径は実物がφ95mm、レプリカはφ100mm。

    タグ

    左が実物で、右が米国製レプリカ。
    どちらもメーカータグのみ。

    レプリカの方はともかく、実物の方は当時の市販ジャージにSSルーン章をつけただけという仕様なので、本当にSS官給品なのかは不明。単に販売業者が当時物のジャージにSSルーン章をくっつけてSSジャージに仕立て上げた可能性も残る。

    スポーツシューズレプリカ

    当隊で制作させたレプリカの試作品。
    何年か前迄は、米国でレプリカが出回っていたが、どうも品切れのまま再生産していないようなので、いつもブーツ類を作ってもらってる工房に頼んで試作してみた。

    形状的には普通の靴っぽいし、ブーツに比べれば脱ぎ履きも楽なので、普段履きとしてもいいかもしれない。

    こちらも近々WebShopにて、受注生産で販売予定。

    靴底

    とりあえず実物通りの革底にしてみたが、実用性を考えるならば、ゴム底の方がいいかも。

    2010.03.02 | Sportswear, Underwear

    Reproduction WH/SS Athletic Shorts


    下着シリーズ第2弾。

    厳密には下着じゃなくて、スポーツや訓練の際に着用する短パン。ランニングシャツやジャージなんかと組み合わせて用いられるが、当時の写真をみると前線で下着や海パンとして着用しているシーンもみかける。
    また、ふざけているのか、真面目にやってるのか不明だが、1個分隊全員が、裸で黒短パン一丁状態でメットを被り、野戦装備をフル装で身につけている写真なんかもある。

    当隊では何年か前に、「当時の格好でサッカーをやろう!」ということになり、皆ででSSルーンのパッチ付きのランニングやら、ジャージやらを買い込んだことがある。その時に何人かがこの黒短パンを購入しており、今回はこれをベースにレプリカを作成。全隊員分を製造することにした次第である。

    モノとしては、前後2枚の布を脇で縫い合わせて、腰紐通しただけという、非常に簡単な造りの短パンで、チンコを出すスリットすらない。小便する時もいちいち腰紐を解いて、短パンをずり下げねばならないという不便さはあるのだが、正規のスポーツ用途の他、下着、海パン、ネタ撮影用とアイディア次第で無限の応用が効く優れものでもある。

    レプリカの山

    この中に元になった奴が一枚入っているのだが、もはやどれがどれだか分からない。

    先日仕入れた生地が尽きる迄、製造する予定。

    2010.03.01 | Underwear

    Reproduction WH/W-SS Under Shirt 1


    4号戦車完成を控え、当隊では今一度、軍装について見直そうという機運が高まっている。
    折角苦労して作った自前の戦車に乗るのだから、服装もその苦労に見合ったものにしたいという訳だ。
    そこで現在最も注目が集まっているのが、下着である。

    昔から下着にもこだわって着用していた隊員もいるが、大多数は「流石にそこまでは……」という感じだったし、隊としても「どうせ見えないしな」ということで、正式な装備には加えず、推奨装備とするに留まっていた。
    思えばスコティッシュの時は、全員キルトの下はフルチンを徹底してきた当隊であったが、何故かドイツ軍に限っては下着の規定が省みられることは余りなかったのである。

    下着は生産数が多いので、現在も割とふんだんに市場に出回っているし、独軍装としてはお求め易い価格ではある。が、いくら “Mint Condition” を謳っていても、イマイチ信用ならん所もあり、「これはもしかしたら誰か着用してたんじゃないか?」という疑念を抱きつつ使用するのも精神衛星上宜しくない。そこでレプリカ製作企画が急浮上、現在進行中である。

    上の写真は実物下着シャツとレプリカ。
    左が実物で、これから型紙を起こして試作したものが右のシャツである。
    縫製屋のおばちゃんが、前合わせの所の生地の裏表を間違えて本体と同じ生地の側を表にしてしまったが、その点は今後修正するとして、全体的にはまずまずの出来かと思う。生地も実物と比べると白いのだが、風合い自体はなるべく近いものを探してきた。今はこの手の生地は余り市場には出てこないとのことで、見た目のショボさに反して、生地は結構高かった。

    もうじき細かい修正を施した試作第2号が出来上がるので、そうしたらまた紹介したいと思う。
    シャツができたら、次は股引だ。

    実物と比較

    左が実物で、右が試作品。
    祖末な生成りっぽい生地を探してきたのだが、それでも実物と比べると白い。
    形自体は良く出来ていると思う。

    現在のシャツと比べると裾が長いが、これは下半分がパンツを兼ねているため。
    第二次大戦中はまだブリーフやトランクスは一般的ではなく、シャツの前側の裾を股間から後ろに回し、後ろの裾を前にもってきて、オムツのように股間を包むという昔ながらのスタイルが主流であった。その状態で股引をはいて、固定する訳である。

    首まわり

    実物はやたらと首が細く、相当細身の者でないとボタンが閉まりそうもなかったので、試作品ではゆとりをもたせてある。

    実物は襟周りと前合わせ、袖口がリネンのような素材でできており、試作品でもその点は踏襲しているのだが、上述の通り、前合わせの部分は縫製屋が間違えて裏表逆に部品を縫い付けてしまったため、本体と共生地になってしまった。

    また、実物は白のくるみボタンが用いられているが、ちょっと手に入らなかったので、試作品は適当なボタンをつけている。先日在庫している店を見つけて発注しているので、前合わせ共々、試作第2号ではきっちり修正される予定。

    東独の下着セット(Uネックの半袖又は長袖シャツと股引。WW2時とほぼ同じスタイル)で代用するよりも、こっちの方が断然雰囲気は出るだろう。

    2009.12.29 | Underwear

    Black Tie


    戦車兵装備を揃える上で意外と問題になるのが、この黒ネクタイ。

    まあ、その辺で売ってる葬式ネクタイでも良いと言えば良いのだが、当時の写真や、市場に出回っている実物を見てみると、光沢の無いマットなタイプの方が多い気がする。
    このタイプの物となるとその辺の店では余り扱ってはおらず、一気にハードルが上がるのだ。
    ちょっと前迄、東独軍用のワンタッチ式のネクタイが割とあちこちに出回っていたが、最近は余り見かけなくなった。これは色が若干薄く、黒というよりはダークグレーな点を除けば、生地の雰囲気はまあまあ良かったと思う。安かったし、ワンタッチ式なので、ネクタイを締められない人(意外といる)にも優しかった。

    写真に写っている2本のネクタイの内、上にあるものが実物のSS用黒ネクタイで、下が今回戦車服と併せてスティーブ・マクローガン氏に製作してもらったレプリカである。
    こうして並べてみると、実物の方は光沢があるように見えるが、それでも葬式ネクタイ程ではなく、マットな感じである。そもそも素材がコットンなので、絹や化学繊維のような光沢は出しようが無い。

    スティーブ製レプリカのタグ。

    ちゃんとそれらしいタグをつけてくるのは流石。
    生地はシャツの生地よりも折り目の荒いコットンが使われていて、マットな見た目になっている。

    実物のタグ。

    こうして見ると、生地に光沢がある訳ではないのがお分かり頂けるだろう。
    織目の細かいコットンで出来ているので、今回製作したレプリカよりも色が濃く、艶があるように見える。

    2009.12.29 | Underwear

    Black cotton shirt

    パンツァージャケットの下に着るプルオーバーシャツの色というのは特に決まったものがあった訳ではないという話しもあるが、やはり戦車兵と言えば黒ということで、戦車服と併せてスティーブ氏に製作してもらったのが、この黒シャツ。

    発注担当者によると、単にサイズが体に合っていればいいということで、襟やポケットの形状は特に指定せずにオーダー入れたのだが、返信にて、

    「襟はやっぱ、先細りにテーパーかかるのがいいだろ」

    とか、

    「ポケットはプリーツ入りでフラップはこうもりだよな」

    等という気遣いを発揮してくれたそうな。
    こういう細かい所まで自発的に考えてくれるのも、長年マニア相手に商売してきたスティーブならではだろう。商売上手だ。

    届いた品物を見てみると、やはり襟はこの形状の方がドイツ軍っぽくって良い。

    まあ、実際には上からジャケットを着てしまうので、ポケットや襟先の形状は殆ど見えないのだけれども、着替える際に最初に袖を通すシャツは、日常と非日常とを切り替えるスイッチ的な役割があると思われるので、それが「いかにも」な形状であることは、士気を高める上でも重要かもしれない。