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SS山岳部隊

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    2010.01.11 | Camouflage, Jacket & Trousers

    Leibermuster camo winter padded parka

    ボルサレロ氏の『CAMOUFLAGE UNIFORMS OF THE WAFFEN SS』のP263に掲載され、世界中(特に当隊)に激震を走らせたパーカーのレプリカが遂に登場した。

    もっとも、SSライバー迷彩自体が実際に部隊に支給されたかどうか、そもそも実在したかどうかも疑わしいと言われている上に、ボルサレロ本のパーカーにも贋作の疑いがつきまとっている訳で、言うなれば

    「実物が存在しないレプリカ」

    という、論理破綻アイテムである。
    所謂「ファンタジー物」に限りなく近い一品が、この中国製ライバーパーカーと言えよう。

    ご覧の通り迷彩パターンを除けば、パーカーの出来自体は悪くない。
    実物と並べてみても、全体のスタイルやカットに特に大きな問題もなく、生地の質感も良い。
    米国のスティーブ製レプリカと比べてみても遜色ない感じで、これで$115-とは驚きである。
    勿論、リバーシブルになっているので、白面を表にして着用することも可能だ。
    ただ重量はスティーブ製と比べると若干重く、実物に近い重さなので、この辺は好みが分かれる所かも知れない。

    ライバー迷彩生地は、以前紹介したHBT戦闘服と同じものが使われている。
    従って、パーカーなのにHBTである。
    ボルサレロ本に出ていたものもHBTではなく、スムースな表面の生地が使われていたし、一般的なSS迷彩パーカーもHBTは使っていないので、これはちょっと残念な点だが、戦闘服のようにビンテージ加工されていないのは嬉しい。ビンテージ加工されたズボンと比べてみると、その差は歴然。
    戦闘服の方もビンテージ加工せずに出荷して頂きたいものである。

    尚、これとセットになるズボンも$75-で絶賛販売中の模様。
    上下揃えても運賃込みで2万円程度と以前ではパーカーすら買えない価格設定である。
    特にライバー迷彩のパーカー用のズボンはボルサレロ本にも出ておらず、実物が見つかったという話しも聞いたことがないので、中国製レプリカ(?)以外に入手の道はないと思われる。

    白面着用時。

    ポケットやベルト類は全て反対側に出すことができるようになっており、問題なく反転させて着用することができる。
    昔の廉価版レプリカではこの辺は省略されてしまう場合があったのでちょっと心配していたのだが、説明通り反転着用できるようになっていた。
    しかも腕にはマーカー取り付け用のボタンが用意されており、黒マーカー2本も付属するという豪華仕様。これで$115-なら、お買い得と言えよう。

    このメーカーの一般的なSS迷彩物は買ったことはないのだが、パターンや色目に問題がなければ、オークリーフやプレーンツリーのパーカーも欲しい所である。

    マーカー。

    ご覧のように、上腕部に用意された2つの皿ボタンを使って、マーカーを取り付けることができるようになっている。実物でここにボタンがついている物というのは見たことがないのだが、中にはついているものもあるのだろうか?

    マーカーにもちゃんとボタンホールが両端に設けられている。
    というか、当時使われていたマーカーってただの紐とかループなんじゃなかろうか。

    兎に角これさえあれば、スキー場で白面を出して着用しても安心だ!

    2010.01.11 | Camouflage, Jacket & Trousers

    M45 Leibermuster camo HBT uniform (Swiss mod.)

    「第9回ケ号作戦レポート」で紹介した、スイス軍改造のSSライバー迷彩服。
    ケ号の時は時間の関係で上着を作るのに手一杯で、ズボンは間に合わなかったが、その後スイス軍ライバー迷彩ズボンを改造することで上下を揃えてみた。

    中国製のレプリカが出回るようになった今、微妙な存在になってしまった感はあるが、改造の手間暇を無視するならば、上下3000円前後で揃えられるし、兎に角国内で数を揃えられるのは有り難い。

    生地の質感は置いておくとしても、色合いがご覧のようにかなり彩度高めなのがSSライバーとの大きな相違点で、最も気になるポイントではある。しかしパターン自体は中国製レプリカよりも実物とされるSSライバーに近いので、うまい具合に脱色する方法を編み出せれば、割と良い雰囲気になるかもしれない。

    スイス改ライバー上衣。

    ボルサレロ本に出ていた実物とされる上着の写真を舐めるようにチェックして、極力近いスタイルになるように手を入れた。詳細は「ライバージャケット製作記」に記したが、襟、前合わせ、ポケット、袖口、着丈等、見た目のイメージに反してベースとなったスイス軍迷彩服にかなり手を入れている。

    カスタムメイドライバー上衣。

    上と同様、スイス軍のライバー迷彩ジャケットをベースに製作したもの。
    グリーンカラー、フレンチカフ、コウモリフラップのプリーツドポケット、腰はスラッシュポケットとM37ジャケットのイメージ。
    もし、ライバー迷彩が実際に支給されていたら、将校や下士官の中にはその生地を使ってこうした服を拵えさせる奴も出てきたんじゃないかというコンセプトである。

    尚、当隊において、突き抜けたパチモンに対しては、「Schwarz!秘宝館」に陳列する栄誉が与えられるのだが、この服が速攻で秘宝館入りしたことは言う迄もない。

    スイス改ライバーズボン。

    ズボンもボルサレロ本に出ていたものを参照しつつ加工。
    こちらもパッと見は元になったスイス軍迷彩ズボンと代り映えしないのだが、前あわせをジッパーからボタン式に変えている他、ベルトループ、サスペンダー用のベロ、ウォッチポケット、サイズ調整ベルト、背面ポケットを新設する等、意外と手を入れている。

    しかし、上述の通り、やった所で観た目が劇的に変わる訳でもないし、ウォッチポケット以外は上着を着れば見えなくなる場所なので、細かい点にこだわらなければ、カーゴポケットを外すだけで十分だと思う。

    スイス改ズボン前あわせ。

    前あわせはジッパーだったのをボタン式に変更。ボタン配置も実物とされるものと同様に。
    そしてウォッチポケットとベルトループを増設。

    サイズ調整ベルト。

    上着を改造する際に切り取ったエポレットを流用。
    腰にとりつけるのに丁度良いサイズだったので、切り取ったものを縫い付けただけ。

    サスペンダー用のベロ。

    ドイツ軍のズボンの多くに、このようなサスペンダーを取り付けるためのベロが背面に設けられている。
    ボルサレロ本に出ていたSSライバーズボンにも装備されていたので、ズボンの膝あての生地を使用して増設。

    この部品、正確には何で言うんだろう?

    未使用時はこのように裏側のループに通してしまっておくようになっている。

    ズボン背面。

    ポケットは右側が貼り付けポケットで、左側が切れ込み式。
    ボルサレロ本に出ていたものがそうなっていたので、それを再現。
    フラップは改造に伴って生じた余り布を利用して新造。

    2010.01.10 | Camouflage, Jacket & Trousers

    M45 Leibermuster camo HBT uniform (Chinese repro.)

    当隊はライバー迷彩が大好きである。
    詳細は「ライバージャケット制作記」に記したが、2006年にスイス軍ライバー迷彩服を改造という形で、所謂「M45」スタイルのSSライバー迷彩服を製作したことがある。

    以来、タマにサバイバルゲームに参加する際等に着用してきたのだが、昨年、なんと中国からライバー迷彩服のレプリカが発売されたのだ!
    もう3年はやければあんな苦労をせずに済んだのにと思わずにはいられないが、ライバー好きな当隊としては勿論eBayにて速攻で「Buy it now!」したのは言うまでもない。そして届いたものが左の写真である。

    中国製だけあって超ニッチな製品であるにもかかわらず、上着$80、ズボン$70、上下で$150というリーズナブルさである点が嬉しい。従来の独軍迷彩物では中々考えられない価格設定だ。
    パターンもスイス軍のと比べればかなり「それっぽい」仕上がりというか、良くこんな実在するんだかしないんだか分からない、朧げなパターンの生地を作ったもんだと感心するばかりである。

    中国製レプリカライバー上衣。

    服に対してマネキンが小さいので、なんか普通のジャケットのようになってしまったが、2ポケットの短ジャケットである。ただ、陸軍のM44上衣の型を流用しているらしく、ボタン配置や袖口の形状等、実物とされるライバー短ジャケットとは異なる部分があるのが残念。

    また、現在eBay上で販売されているものは、全て「Vintage」加工(ストーンウォッシュかけられている)されてしまっている点も惜しい。やはり使っている内に自然に掠れてくる方が良いと思うのだが……。

    スイス軍改との比較。

    色合いは断然中国製の方が「それっぽい」。
    実物とされるものと比べるとベースのベージュが緑がかっていたり、赤が肌色っぽくなっていたり、赤と緑の雲型パターンの縁をぼかすための細かな縦線が省略されていたりといった違いはある(1/6フィギュア用のパターンをそのまま拡大したような感じ)が、この際そんなことはどうでも良い。とにかく製品化されたこと自体が素晴らしいと思う。

    中国製レプリカライバーズボン。

    上着同様、ボタン配置が違っていたり、ベルトループが少なかったりと細かな点で実物とされるものとの相違はあるが、上着程は違和感はなく、一応はM44というかルントブントホーゼっぽいスタイルになっている。

    上述の通り、ビンテージ加工とやらを施されており、全体に白っぽやけた感じになってしまっているのが残念だ。また、実物とされるものがレーヨン混紡のテロテロの粗悪生地であるのに対し、こちらは恐らくコットン100%で比較的厚手のしっかりとした生地を使っている。染料も実物がスレン系であるのに対してこちらは現在一般的に用いられている染料であると思われる。こうした素材の違いがある上にストーンウォッシュをかけてしまったので、実物とされるものとはまた違ったヨレ具合になってしまっているのだろう。
    もっとも私が実物とされるものを実見したのは何年も前なので、記憶もかなり朧になってきているが、ヨレててもこのような白っぽやけた感じにはなっていなかったと思う。

    装甲部隊化が完了していまうと、この手の服を着る機会は激減してしまうことになるが、サバイバルゲームに参加する時等に活用していきたいと考えている。
    尚、中国製ライバーレプリカには、この他に、防寒リバーシブルパーカー、迷彩規格帽、ヘルメットカバー、迷彩戦車ツナギがラインナップされている。この勢いで「ライバー迷彩Pzジャケット」を出してくれることを心待ちにしている今日この頃である(東欧じゃ既に作られているので、いつかはやってくれると信じている)。

    2009.12.29 | Camouflage, Jacket & Trousers

    SS camo Tank crew Coveralls

    パンツァージャケットと比べると若干地味な印象は拭えないが、戦車で遊ぶなら一度は着てみたいのがSS迷彩ツナギである。

    このプレインツリーパターン(Overprint/Plane Tree Number 5/6)のSS迷彩ツナギは、以前、さいたまスーパーアリーナで行われたイベントの際に、スティーブ氏とLeica IIIb + Summar 50mm f2.0のセットと物々交換して得たアイテムの内の一つ。従ってスティーブ・マクローガン製のレプリカである。

    彼が日本のショーに良く来ていた頃は、時々こうやって互いの持ち物を交換していた。
    今となっては、Leica IIIbのセットと何を交換したのか記憶は定かではないが、隊員から必要なものを申告させて、この迷彩ツナギに加え、かなりの枚数のプルオーバーシャツ、茶革のアンクルブーツを何足かと規格帽等小物類色々あたりと交換したような気がする。彼はアメリカに持って帰る荷物が減ったと喜んでいたし、当方も必要なアイテムを揃えられたしで、まあお互いに良かったんじゃないかなと思う。

    そういう訳で当隊隊員の装備にはスティーブ製のレプリカが多い。
    従って、追加で同じものを購入する場合、色目や質感を揃えるためにスティーブ製のものを選びがちである。今にして思えば、これはとりあえず自社製品を当隊に普及させてしまうことで、将来に渡って自分の品物を買って貰おうという彼の策略だったのかも知れない。暗算とか円ドル換算とかやたら素早いし、侮れない奴だ。

    オークリーフパターン(Oak B)のSS迷彩ツナギ。

    こちらはスティーブ製ではなく、どこか別のメーカーのレプリカ(中国製?)。
    上のプレインツリーの物と異なり、胸ポケットのフラップが山形になっている。
    個人的には長方形の奴よりは、こちらのスタイルの方が好み。

    ドット迷彩の戦車服があるので、迷彩ツナギは今の所必須装備にはしていないが、今後4号戦車に塗装を施したり、整備したりする時の作業着としていいかも知れない。
    ただ、作業着としては既にリードグリーンのHBT作業服を全員で揃えてあるので、わざわざもう一つ隊員に作業着を用意させるかどうかは微妙な所。
    やるとしたら、各人迷彩パターンの違う物を購入して貰って、整列するとSS迷彩を一覧できるというようにしたりすると面白いかも。

    2009.12.28 | Camouflage, Jacket & Trousers

    Pea pattern camo HBT Tank crew uniform

    黒戦車服同様、スティーブ氏に発注。

    HBTのドット迷彩物はM44等、過去に何度かスティーブ氏から購入してきたが、生地とパターンの風合いは今回のものがダントツ。実物と言われても納得しそうなグレードで納品されてきたので、驚いた。

    こちらは一応、黒服の上から羽織ることも想定し、一回り大きなサイズで仕立ててもらってある。
    が、恐らくは春夏はドット、秋冬は黒ウールという風な使い分けになると思われる。

    とりあえず黒ウールとこれの2揃えがあれば、一年を通じて戦車兵ごっこを堪能することができる。
    流石に日本の夏場に、戦車の中で黒ウールは自殺行為だろう。
    4号戦車はエアコン非搭載だし。

    ドット迷彩HBT戦車服上衣。

    基本的なカットは黒戦車服と同じ。

    徽章も同様に隊員各人の階級に対応したものが縫い付けられている。
    カフタイトルはBevoタイプ。

    ドット迷彩HBT戦車服ズボン。

    ポケットフラップは山型の1ボタン留め。

    5〜6年前に購入したM44上下も生地とパターンの風合いはかなり良かったが、今作はそれを凌ぐ力作であった。生地は多分、麻の混紡率が若干上がっていて、パターンも起こし直して、染料の色合いも変えてきているように思う。

    迷彩物は恐らくその時手に入った原反に一括してプリントし、それを使い切るとまた原反を仕入れて、再生産しているようで、恐らくはその際にパターンの改良を行っているのだろう。
    色合いは生地との相性もあると思われるので、本ロットは「当たり」と言えるかも知れない。

    2009.12.27 | Jacket & Trousers

    Black wool Tank crew uniform

    4号戦車製作に併せ、隊員に戦車服の着用が許可された。
    当隊には、

    「戦車も無いのに戦車服なぞ着てはならん」

    という内規があるため、これ迄は隊活動での着用は禁止されていた。もっとも戦車が無かったからこれを着用するようなシチュエーションも無かった訳だが。

    さて、着用が解禁(勿論、戦車が完成する迄は訓練等の際に限られるので、実際の所は、「将来の着用に向けて用意しておいてね」といった所)とは言え、大多数の隊員は戦車服を調達する所から始めなければならない。
    当隊ではある程度纏まった数の制服を調達しなければならない場合、大抵は米国のスティーブ・マクローガン氏に依頼することにしている。彼の場合、吊るしの既製品の販売だけでなく、素材やスタイルを含めたオーダーメイドにも応じてくれるし、カタログに無いものであっても製作してくれるので、当隊にとっては有り難い存在である。
    今回も人数分の戦車服(黒ウールとドット迷彩の2種類)及び黒シャツ、黒ネクタイ、舟型略帽、規格帽)を調達するために、彼に製作を依頼した。

    そこでまずは上述のアイテムを必要とする全隊員を集めて、当隊被服部長のルドルフ伍長が各隊員のサイズを採寸。
    こういう時、メンバーに専門家がいると何かと心強い。
    採寸したデータはいつものように隊員毎のデータシートに記入し、それをPDF化してメールにてスティーブ氏に送信。その際に材料や細かなスタイルに関する打合せも行う。
    そして納品されたのが、上の画像のものである。

    各人の体型に併せて仕立てて貰っただけあって、吊るしと比べて着易く、動き易い。
    全体の仕上がりも流石はスティーブといった所で、中々良くできていると思う。

    黒戦車服上衣。

    所謂「SSカット」である。
    徽章は隊員各人の階級に併せたものが縫い付けられて納品されるので手間いらず。
    カフタイトルは勿論、「Adolf Hitler」。

    衿の形状は今回はこのスタイルにしたが、勿論打ち合わせ次第で他の形状にすることも可。
    こうした細かいオーダーにも対応してくれるのが、スティーブ氏の良い所。

    黒戦車ズボン。

    こちらも勿論「SSカット」。
    ポケットフラップはこうもりではなく、長方形のものにしてもらった。

    服も揃ったことだし、後は戦車の完成を待つばかり。
    一日もはやく、これを着て4号の前に整列できるよう、努力したい。