Contents









SS山岳部隊

Photos of old posts


  • Warning: mysql_fetch_array() expects parameter 1 to be resource, null given in /home/vuser/7/9/0011097/www.kamerad.com/schwarz/wp-content/plugins/randomimage.php on line 516
  • Twitter Updates

    Popular Posts

    1 / 212
    2010.04.03 | Equipment

    Reproduction Tank Crew Headphones 5


    ここ数ヶ月、開発を進めていたレプリカ戦車兵ヘッドフォンが遂に完成した。
    前回の記事の時点で、残すはゴム製の耳当てだけという状況であったが、これも問題なくクリア。
    量産に入ることとなった。

    初回生産は部品取りの関係もあり、隊員数だけだと数が半端になるので、隊員数+αを製造。
    余剰は通販コーナーで、特価¥38,000-にて販売中。

    さあ、ヘッドフォンは完成したので、次は喉マイクだ。
    これはとりあえずはガワの製作を試み、ゆくゆくはマイクユニットを仕込んで実用できるようにしたいと考えている。

    ヘッドバンド部

    ヘッドバンドは実物通りのサイズ(上)と、頭の大きな日本人向けに若干長くしたもの(下)の2種を用意。船型略帽や規格帽の上から着用する場合はさほど問題はないのだが、制帽の上から着用する場合は、日本人向けサイズの方が納まりが良い。

    イヤフォン取り付け部

    実物通りの作りなので、実物イヤフォンユニットも取り付け可能。

    耳当て

    左上が実物で、他の3つがレプリカ。
    実物より型取りして、ゴムにて成形している。
    出来はご覧の通り、実物より若干光沢がない程度で、言われないとレプリカだとは分からないだろう。

    イヤフォンハウジング

    真ん中が実物で、周囲の4個がレプリカ。
    コストとの兼ね合いで、一部構造を簡略化してあるが、ほぼ実物通りの部品構成となっている。
    また、刻印類も省略。

    前回の記事で紹介したように、中はがらんどうなので、お好みのイヤフォンユニットを内蔵可能。
    製品には、とりあえず当方で選んだユニットを仕込んだ状態で出荷の予定。出力端子はステレオミニジャックなので、すぐにiPod等に接続して使用することができる。

    イヤフォン部

    右上の組み上がっているものが実物で、他がレプリカのパーツ。

    イヤフォンユニット装着状態

    塗装は実物同様にペイント処理。
    ただ、実物は焼き付け塗装と思われるのだが、レプリカはコストの兼ね合いで普通の黒塗装となっているので、塗膜は実物と比べると弱く、可動部のエッジは剥げ易い。

    市場に出回っている実物のように、エッジ部の地金が出た状態で使い続けるのも良し、気になる向きは適宜補修するのも良いと思う。

    イヤフォン取り付け部拡大

    イヤフォンハウンジングの着脱方式及び角度調整は実物同様。
    ネジは本来はマイナスネジなのだが、数が揃わないのでプラスネジとなっている。
    こだわりたい人は、同サイズのマイナスネジと交換すればパーフェクトだ。

    イヤーパッド装着状態

    耳当てをとりつけた、完成状態。
    左が実物通りのヘッドバンドサイズのもので、右が日本人向けに若干ヘッドバンドを長くしたもの。
    ただ、頭のサイズが60cmに満たない人なら、実物サイズで問題ないと思う。

    革カバー

    ヘッドバンドの革カバーも実物同様の作りにて再現。
    これ作るのが結構面倒臭いのだが、見た目の印象に大きく関わってくる部品なので、手を抜かずに製作している。

    2010.03.07 | Bags & Backpacks

    Reproduction M31 clothing bag (U.S. made)


    元々簡易な作りな上に、それなりの重量の荷物を詰め込んでいたためか、市場に出回っている実物のM31 衣類鞄(クローシングバッグ)はあちこちが痛んでいるものが多い。特に把手の根元がとれかかったり、生地ごと抜けかかっているものが目立つ。中には既に一度抜けてしまい、補修された跡があるものもある。
    他にも縁や底が擦り切れていたり、方々に小穴があいているのはデフォ。状態が良いものは中々みかけないアイテムの一つである。

    そういう訳で、実用する時は結構気を遣う。
    というか、いつ把手が抜けてしまうか、どこかに小穴をひっかけて、生地がビリっといってしまうのではないかとヒヤヒヤしながら使っている。

    このままでは精神衛生上宜しくないので、いっそレプリカを作ってしまおうかと考えていた時に見つけたのが、この米国製のレプリカである。やはり米国でも実物がボロくて困っている人がいるようで、そういう人向けにレプリカが製作されいたのだ。
    当隊隊員もこれを買えば問題解決なんじゃないかと思い、早速在庫を問い合わせてみた所、残念ながら残り2個と、世の中そうそう都合良くはできていないという現実に直面する結果となった。

    とりあえず在庫の2個を注文し、届いたのが上の写真のものである。
    所謂後期型というか、ボディの縁に革の補強がないタイプのものが再現されている。
    ストラップは戦後物の装備ストラップをぶった切って流用。把手は新品の革を使って作られている。
    生地は色目も質感も、後期のリュックや鞄に多用されている生地の風合いに近く、良い感じ。
    何よりも新品ということで、実用上の安心感は絶対的なものがある。

    とは言え、2個では全然足りないので、やはり当隊でレプリカを作成することとした。簡易な作りの鞄なので、特に難しいことはないだろう。

    実物と比較1

    手元に初期型というか、縁に革補強があるタイプしかないので、これと並べてみた。
    このタイプのものは生地がより目の細かくスムースな表面のものでできており、色目もより青味がかっているので、米国製のレプリカとは印象が異なる。

    実物と比較2

    寸法と形状は実物通り。
    縫製もしっかりしているし、良く出来ていると思う。

    実物と比較3

    後期型の実物は採寸等のために職人に預けてしまっているので、以前撮影した写真と比較。

    やはりこのタイプをモデルとしているので、色目や質感共に違和感はない。
    レプリカの方が緑が強いが、実物でもオリーブグリーンのような色合いのもから、オリーブドラブに近いもの、より茶が濃いもの等様々なバリエーションがあるので、十分許容範囲内である。

    Waffen amt刻印1

    把手の裏側にはアムトの刻印が入れられていた。
    これまで実物を何枚か見てきたが、アムトの刻印が入っているものを見た記憶がない。
    手元にあるものにもアムト刻印はなし。

    もっとも使っているうちに裏面は毛羽立ってくるので、消えたり目立たなくなっている可能性はあるかもしれないが、まあレプリカだし、別に入っててもいいかなと。

    Waffen amt刻印2

    本体向かって左側のストラップの裏にはアムトのスタンプが押されていた。
    これも実物では見たことがないというか、実物のストラップの裏はこのように白くはなっていないし、スタンプならすぐに摩滅してしまうので、実物の革部品にこのようにアムト刻印が入れられていたのかどうかは不明。

    2010.03.06 | Equipment

    Reproduction Tank Crew Headphones 4


    スピーカーの組み込みが終わり、遂に実用可能状態となったレプリカ戦車兵用ヘッドフォン。
    残るはヘッドバンドの革カバーと耳当てであるが、昨日ヘッドバンド革カバーの試作品が完成した。

    この部品、見た目のアッサリさ加減とは裏腹に、U字型のヘッドバンドにぴったりフィットするように作るのは結構難しい。しかも頭頂部にはクッション材(ウール毛布地)が入るので、これがひっかからないように、予め袋状に縫った革カバーをヘッドバンドに通すのにもコツがいったりと、意外と難儀な部品であった。

    革カバー装着

    地味な部品だが、これが装着されると戦車兵用ヘッドフォン感がグンとアップする。
    完成まであと一歩だ。

    自分用に1点作るだけであれば、最終的に見た目がこのようになっていれば良い訳で、作り方は多少強引な方法をとったとしても特に問題はない訳だが、ある程度の数を作らねばならないとなると、コストも含め、作り方についても色々と考えねばならない。同じ規格のものを金をかけずに複数作るというのは、中々に難しいものである。

    ヘッドバンドを裏から

    中央部の盛り上がっている所にクッションが入っている。
    これがついた状態で革カバーがぴったりフィットするように作るのが、意外と面倒だった。

    クッション部分

    クッション材は、実物同様の防寒パーカーに入っているような毛布地である。
    予めクッション材をヘッドバンド側に仮留めした状態で革をあててフィットさせ、クセをつけた所で取り外して縫う。以後はこれから起こした型紙を使って製作する。

    残るは耳あて

    これで耳あて以外の試作は終了。
    耳あては実物より起こした型にゴムを流し込んで作るので、まず問題なく仕上がるかと思う。
    これも近日中には出来上がる予定。

    2010.03.03 | Equipment

    Reproduction Tank Crew Headphones 3


    遂に製作中のレプリカWW2ドイツ軍戦車兵用ヘッドフォンが実用可能な状態になった!

    先日試作品が上がってきたハウジング部分に、市販のヘッドフォンユニットを組み込んでみたのだ。
    このハウジング部分にほぼ加工ナシでスッポリと嵌ってくれるユニットを用いた市販のヘッドフォンを探し出すのにエラい苦労した。ヘッドフォンは何百種類と市場に流通している訳だから、どれか一つはピッタリくる奴があるに違いないとの信念の下、隊員皆で手分けして国内外の量販店や楽器屋を何十軒と巡り、各メーカーに問合せメールを出しまくったりしてきたのだが、ようやっと丁度良いサイズのものを見つけることができたのだ。

    モノは標準のステレオジャックにφ3.5mmミニジャックアダプタがついた、ごく一般的な仕様のものなので、iPhoneをはじめとする様々な機器に接続して使用することができる。
    上の写真はiPhoneに接続している所であるが、ヘッドフォンとiPhoneとの間に、マイク&リモコン付きのアダプターケーブルをかましてあるので、これでハンズフリー通話が可能である。勿論、ComLinkといったBTトランシーバーアプリを使って、他のiPhoneやiPod touchとの交信もできるし、音楽を聴くこともできる。

    まだゴム製の耳当ての試作品が上がってきていないので、とりあえず実物の耳当てをつけているのだが、実用可能なレプリカヘッドフォンを製作する上での最難関はクリアしたと言えるだろう。
    耳当てとヘッドバンド部のクッション&革カバーの試作品も近々出来上がる予定で、いよいよ量産に向けて、開発は大詰めを迎えている。

    所で、隊員諸君は気づいているかどうか分からないが、実は当隊の戦車兵装備、頭から爪先まで既製品は一つも使わずに揃えられるようになっているのだ。ヘッドフォンから帽子、戦車服、そしてシャツ、下着、靴に至るまでほぼ全てを隊で企画して製造している。戦車服や帽子はスティーブ・マクローガン製だが、これも吊るしではなく、特注品である。装甲部隊化と共に、被服や装備品の自前生産も目標の一つであったが、本件に関しては、これについても大きく前進させることができた。

    完成間近のレプリカヘッドフォン

    市販のヘッドフォンをそのまま中に仕込んでいるので、ケーブルが実物と比べて細いが、全体的なフォルムや雰囲気は実物そのものと言っても差し支えない出来映えではないかと思う。
    何よりこの形で、現代の機器に接続して実用できるのが嬉しい。

    ヘッドフォンハウジング部

    ハウジングのコード穴から下端に向けてスリットを一本入れることにより、市販のヘッドフォン/イヤフォンを簡単に仕込めるようにしてある。写真に見えているのが上述の、苦労して探し出した、ほぼ無加工ですっぽりと収まる市販品のユニットである。
    付属のカバーを利用することで隙間も埋って、非常に良い具合に収まってくれた。

    尚、ハウジングは実物同様の寸法なので、天井に固定用の穴をあければ実物のユニットをそのまま仕込むことも可能。

    通話もOK

    テストも兼ねて隊員や友人達にiPhoneを使って電話をかけまくった。
    勿論SkypeもOK。iPhone用のマイク&リモコン付きアダプターケーブルをかましてあるので、ハンズフリー通話も可である。

    まあ、実態は市販のヘッドフォンだから、使えて当たり前ではあるのだが、やはり嬉しいものがある。
    iPhoneに限らず、様々な通信機器に接続可能なので、これで車内通話問題も無事解決と言えよう。

    2010.02.28 | Bags & Backpacks, Personal Items

    M31 Clothing bag and the contents


    昨日のM39背嚢に続き、本日はM31衣類鞄(クローシングバッグ)とその内容について。

    このバッグは背嚢とは異なり、ちょっとした物を入れて持ち運ぶのに便利なので、当隊活動においても割と頻繁に利用している。が、やはり戦闘で使う訳ではないので、正しくは何を詰めておくべきなのかといったことは余り省みられることはなかった。その時々で必要なアイテムを適当に詰め込んで現場まで持ち運ぶといった使い方が主である。
    折角持っている訳だから、今後はもうちょっと真面目に使ってみるべきなのかもしれない。

    上の写真は、M31衣類鞄とその中身である。
    1936年版の独陸軍歩兵操典によれば、中に詰めるべきアイテムは以下の通りである。

    ・夏服又は作業服1着
    ・下着1ペア
    ・靴下1ペア
    ・カラー1本
    ・テントポールバッグ(ポール1本、ペグ2本)

    これにその他必要な物を詰めるべしとされている。
    上の写真では、作業着としてリードグリーンのHBT作業服を使っているが、SSの場合は初期にはスタンドカラーの作業服が用いられる場合もあったかもしれない。

    また、冬季に毛布を兵士が携帯したり、馬や車で運ばない場合は、毛布も衣類鞄に収めるとされている他、騎馬の兵士は編上靴を一足、衣類鞄に収めることと記されている。

    気になるのは、テントポールバッグを衣類鞄に収めるように記されている点である。
    確かに背嚢にはテント用ロープしか収められていないし、雑嚢に入るサイズではないので、とりあえず前線迄入れて運ぶとすれば、衣類鞄なのだろう。

    M31衣類鞄後期型

    「工兵用バッグ」として売られていることもあるが、実態は衣類鞄である。
    これは所謂「後期型」と呼ばれるもので、後期の独軍野戦装備に多用される荒目のキャンバス地で作られている。

    M31衣類鞄初期型

    こちらは所謂「初期型」と呼ばれるものであるが、本当に初期/後期で作りが違うものなのかは不明。
    こちらは上の後期型と比べ、より目の細かいスムースな表面のキャンバス地でできており、本体の縁に補強のための革が当てられている。

    カラー2種

    マニュアルによれば、カラーを1本携行することになっている。

    上は陸軍と武装SSで一般的に用いられているもので、下は主に初期のSSで用いられていたもので、スタンドカラーの作業服と組合わせて着用されている写真を良く見かける。但し、戦争がはじまってからもフィールドグレーのウール野戦服の下にこのカラーを付けている例も見かける。

    収納状態

    マニュアルには背嚢と異なり、特に荷物の詰め方は記されていなかったので、順番は適当。
    衣類鞄にテントポールバッグを収めるというのは、少々意外に思われるのだが、ご覧のように、テントポールバッグの幅と衣類鞄の幅はぴったりで、テントポールバッグと衣類鞄、どちらのサイズが先に決まって、どちらが合わせたのかは分からないが、衣類鞄に収めるのに都合が良いようにはなっている。

    荷物を全て収納した状態

    マニュアルに記されていたものを全て詰めてもパンパンにはならず、まだまだ余裕がある。恐らくそのスペースに様々な日用品等が詰め込まれたのであろう。

    2010.02.28 | Bags & Backpacks, Personal Items

    M39 Tornister and the contents


    寒かった冬も終盤を迎え、もうじき春の行楽シーズンである。
    ウール服中心のドイツ軍装を楽しむには、勿論暑いよりは寒い方が良いのではあるが、物には限度というものがある。個人的には気温15〜20度程度が外で遊ぶには丁度良いのではないかと思う。

    さて、行楽と言えばピクニック。ピクニックと言えば行軍である。
    当隊では滅多に使う事のない馬毛背嚢の出番である(一応全員持ってる)。
    そこで当時の陸軍歩兵操典に記されている、馬毛背嚢の内容物とパッキング方法をおさらいしておこう。参照したのは1936年版。MG08の扱い方なんかがまだ載っており、内容としては少々古いかも知れない。

    上の写真がM39背嚢とその中身である。

    上段左から、M39背嚢、マンテル、装備ストラップ3本。
    中段左から、編上靴、靴手入れ用品一式、シャツ、タオル、洗面用具。
    下段左から、ハードタック(ビスケット)、缶詰肉、飯盒、靴下、迷彩ツェルト、テント用ロープ。
    これに置き忘れたが、銃のクリーニングキットとひげ剃りが加わる。

    マニュアルには、これらのアイテムのパッキング方法も記されており、以下、それに従って実際にパッキングしてみた。

    尚、SSのM34背嚢の場合は、飯盒を背嚢のフラップ上に取り付ける等、若干の相違があるが、大筋は同様である。

    まずは背嚢を開き、主室の底に靴下を敷く。背中への圧力を軽減させるクッションの役割を果たすので、可能な限り全面を覆うように敷くべし。

    次に飯盒を収めるのだが、その前にハードタック(固いパン。ビスケットやクラッカーの類。「SS Iron Ration」参照。)を飯盒の中に仕舞う。

    飯盒を飯盒カバーの中に収める。

    尚、M39背嚢には、この飯盒カバーがついているものと、ついていないものとがある。
    ついていない場合は、単独のカバーを飯盒にかぶせた上で、背嚢主室の底面中央に、蓋が背嚢主室の上端にくるよう(写真の位置)にして収める。

    靴の中に、ブラシや靴墨、布といった手入れ道具を分散して入れる。あとで靴を潰す必要があるので、なるべく均等に振り分けて仕舞うべし。

    編上靴の足首部分を写真のように内側に折り込む。

    こうしないと他のものが収まらない。

    靴を収める。

    左足は左側、右足は右側にそれぞれ靴底が背嚢の側壁に向くようにして入れる。
    飯盒とモロに干渉するので、甲の部分を潰しながら入れると良い。

    銃のクリーニングキットを横にして、飯盒の下に収める。

    銃のクリーニングキットの下に、缶詰肉を収める。

    飯盒と左右の靴、背嚢の下面との間の空いている空間にテント用ロープを収める。

    その他携行する小物がある場合は、背嚢の側面と靴との間等の空いているスペースに適宜収める。

    主室のプラップを3本のストラップを用いて閉じる。

    シャツとタオルを背嚢フラップ裏面の衣類パックの中に、衣類パックの面を覆うように平らにして収める。

    ひげ剃り、石鹸等の洗顔用品を衣類パックの左右の隅に振り分けて収める。

    その他入浴用品や、ソーイングキット等を携行する場合は、なるべく平らになるように、均等に配分して収めた上で衣類パックのフラップを閉じる。

    迷彩ツェルトは凡そ主室と同じサイズに折り畳んで、背嚢のフラップと主室の間に収める。

    尚、いつも同じ所で折ると、そこから生地が痛んでしまうので、迷彩ツェルトを折る時は時々場所をかえて折ることが推奨されている。

    冬季の活動や、作戦上必要な場合は毛布を同様に折り畳んで、迷彩ツェルトの上に置いて携行して良いとされている。この場合、主室の左右に突き出すように毛布と迷彩ツェルトを置くように指示されている。

    迷彩ツェルトや毛布は背嚢の外周に重ねて巻き付けるイメージがあるが、マニュアルによれば、これが許されるのは、正装をしてのパレードの時に限られると記されている。

    迷彩ツェルトを挟んで、背嚢のフラップを2本のストラップを用いて閉じる。

    次にマンテルを写真のように縦に巻く。

    巻いたマンテルを背嚢の外周に、3本の装備ストラップを用いて固定する。この際に巻いたマンテルの両端は内側に折り込んでおくと共に、マンテルの両端と背嚢の下端とがピッタリ合うように調節する。

    装備ストラップはストラップの端がマンテルの下にくるように、背中側に向かって引っ張るようにする。

    これで完成である。

    この他、衣類鞄と雑嚢に関してもその内容についての指示がマニュアルに記されているので、春の行軍演習の前に、この2つについても紹介するようにしたい。

    2010.02.25 | Equipment

    Reproduction Tank Crew Throat Mic 1


    Original WW2 German tank crew throat mike

    WW2 ドイツ軍戦車兵用ヘッドフォンのレプリカ制作の目処がほぼついたので、次にこれと組になる咽頭マイクのレプリカ制作の検討を開始することとした(上の写真は実物)。

    以前のヘッドフォン関係の記事で述べた通り、当面はヘッドフォンに市販のマイク付きヘッドフォン/イヤフォンを仕込むか、普通のヘッドフォン/イヤフォンを仕込んだ上で、マイク付きの延長ケーブルを組み合わせて使うことを想定しているので、咽頭マイクは単なる飾りとなる。従って、当面は中身ナシのガワだけの制作を目指すことになると思うが、やはりそれでは面白くないから、すぐに実装するかどうかは別としても、ライブで使えるようなギミックも併せて検討したいと考えている。

    ライブで使えるギミックとしては、既に幾つかの案が隊員から出されているのだが、その中で現在最も有力視しているのが、前述のヘッドフォン/イヤフォン用のマイク付き延長ケーブルの機能を咽頭マイクセットに持たせるという案だ。

    左の画像はiPhone / iPod touch用として販売されている、マイク及びリモコン付きの延長ケーブルである。

    画像下に見えるカナル式イヤフォンの出力プラグが、画像左に見える2極のものである。これをその右側に見えるマイク&リモコン付のアダプタに接続することで、この普通のカナル式イヤフォンに、マイクとiPhone / iPod touch用のリモコン機能が付与される訳である。このアダプタの出力が、画像上に見える3極のプラグとなる。これをiPhone / iPod touchのイヤホンジャックに刺す訳だ。

    このアダプタが持つ機能を咽頭マイクセットの切り替えボックスに仕込んでみると便利なのではなかろうか? というのが本案の骨子である。
    具体的に、どこにどういう部品をどのように組み込むかはこれから検討することになるが、例えば、切り替えスイッチにボリュームコントローラーを割当て、適当な場所にリモコン用のスイッチを設置。咽頭マイクからのケーブル接続部の裏側あたりにヘッドフォンからのφ3.5mmミニプラグ用のジャックを設けて、内部で咽頭マイクからのケーブルと一本化し、3極プラグに出力するというような仕組みが考えられる。

    肝心の咽頭マイクは、現在でも同じ形式のものが市販されているので、これのユニットと配線を利用すれば良いだろう。
    また、出力側の3極端子はプラグ形状を変更することで、iPhone / iPod touchだけでなく、各社携帯電話や携帯端末への対応も可能となるものと思われる。

    ヘッドフォンからのケーブルを切り替えボックスに刺すことになり、実物とは異なる配線方法にはなってしまうが、この方法だと確かにスマートではあるし、見た目を気にしなければ、日常生活において、iPhone等でのハンズフリー通話にも使えるから便利だ。

    まあ、実用上は戦車兵用ヘッドフォンにマイク&リモコン付きヘッドフォン/イヤフォンを仕込むか、普通のヘッドフォン/イヤホンを仕込んでマイク&リモコン付き延長ケーブルを足すかすれば十分ではあるのだが、咽頭マイクセットもライブで使えた方が、雰囲気というか気分的にはモアベターではある。

    いずれにせよ、このような形にしておけば、携帯電話やPDA、トランシーバー等に接続できる訳で、小難しい車内通話システムなんぞを構築せずとも、乗員間及び戦車外の隊員とのコミュニケーションを容易にとれるようになるだろう。

    2010.02.23 | Equipment

    Reproduction Tank Crew Headphones 2


    企画進行中のレプリカ戦車兵用ヘッドセットのスピーカーハウジング部の試作品が出来上がった。上の画像の右が実物、左が試作品。

    コストダウンのため、一部ディティールは省略してはあるが、サイズ及び形状、質感は必要十分な仕上がりになったと自負している。

    勿論、スピーカーユニットが入るケース部分は、実物同様、基底部の円盤状の部品にねじ込んで取り付けるようになっているので、この中に適当なユニットを入れれば、即ヘッドフォンとして実用可能だ。

    試作品

    形状、質感共にまずまずの仕上がりになったと思う。
    尚、実物にはスピーカーユニットを取り付けるための穴が2つ頂部にあいているが、何を入れるかによって固定方法も変わってくると思われるので、これは省略。

    別角度から

    中はがらんどうなので、市販のイヤフォン/ヘッドフォンユニットを仕込むことができる。うまい具合にスポっとはまってくれる市販品がないか現在調査中。

    底面

    穴は一応実物通りの寸法で開けてあるのだが、実物は中に薄い板が一枚入っていて、それを振動させて音を出すような仕組みになっている。市販品のイヤホンやヘッドホンのユニットをそのまま入れる場合、この穴はもう少し大きくした方がクリアに聞こえるようになるかも知れない。

    底面部品

    実物は更に2分割となり、間に薄い板が挟まるのだが、コスト削減のため1ピースとした。薄板は市販のイヤホン/ヘッドフォンユニットを入れるには邪魔になりそうなので省略。

    リング

    上の円形ベースとスピーカーユニットケースとの間に挟まるリング。当初はコスト削減でこれも上の部品と一体にしようと思ったのだが、ネジを切る関係で実物通りの別パーツとした。

    スピーカーユニットケース

    この部品を核として、イヤーパッドやヘッドバンドがつくので、ある意味、戦車兵用ヘッドフォンの肝とも言える部品。

    横から

    実物同様ねじ込み式。
    左右に飛び出た突起を使って、ヘッドバンドに取り付けたコ字ステーにとりつける。

    尚、量産品では市販のイヤホン/ヘッドフォンを仕込みやすいように、コードを出す穴から下端に向けて、コードを通すためのスリットを入れることにしている。そうしないとコードをユニットから一旦外して、穴から通して配線し直さなければならず、面倒。

    2010.02.20 | Watch

    WW2 German Military Wrist Watch


    ドイツ軍装を揃えるに当たって、意外と入手にてこずるアイテムの一つが腕時計ではないかと思う。
    まあ、全員に支給されていた訳ではないし、特に歩兵系では、リエナクトにせよ、サバイバルゲームにせよ、無くても特に困らないので、当隊でもわざわざ実物を購入して揃えている隊員は少ない。というか、そもそも時計を身につけない隊員が殆どである。当隊には100万以上する時計を何本も持っている腕時計マニアがいるのだが、そいつだってドイツ軍装で遊ぶ時は時計はナシである。ある意味、「あってもなくてもいい装備」の代表格と言えるだろう。

    しかし、今後戦車を運用するに当たっては、戦車搭乗員とそれ以外の隊員との連携をとる必要が出てくる可能性がある。それにあたって腕時計は「なくてはならない装備」になるだろう。
    ただ、実用目的となると必ずしも実物が良いとは限らない。外部との連携をとりつつ運用となると、双方の時計がズレまくっていては話しにならない。従って無理に実物で揃えるよりは、動作に問題がないレプリカや代用品を使う方が合理的だろう(まあ、秒オーダーでピッタリ合わせて何かやる必要があることってないけどね)。

    そこで今回は実物、レプリカ、代用品のそれぞれを紹介してみよう。

    陸軍官給腕時計

    実物。
    “HELVETIA”というスイスブランド(後にオメガに吸収される)の手巻式腕時計である。
    ご覧のように外装、文字盤共に痛みが目立つが、今の所、日差-30秒程度で動いている。
    黒文字盤に夜光塗料付の白文字、スモールセコンド付という当時の一般的な仕様である。

    ケース径は竜頭ナシで32mm、竜頭込みで35mm。
    今の目からすると小振りな時計であるが、この時代の陸軍用の軍用時計は各国共にこれ位のサイズのものが多い。

    裏面

    ドイツ陸軍納入を示すDHナンバーが刻印されている。

    この種のものは当時大量に生産されたので、現存数もそこそこ多く、アンティークウォッチとしては手頃な値段で入手可能だが、実用上問題無い程度のものは年々減りつつある。

    代用品

    B-barrelという日本ブランドの時計。
    黒文字盤の自動巻である。
    製造自体は中国で行われており、ムーブメントも中国製。
    中国製機械式時計には実用に耐えない粗悪なものも多いが、ここの物はしっかりと検品されているらしく、評判が良い。

    この時計はインデックスがシルバーの金属製な点が異なるが、全体的な雰囲気としては1940〜50年代の腕時計のデザインを踏襲しており、良い感じだ。

    ケース径は竜頭ナシでで35mm、竜頭込みで38mm。
    これで定価¥15,750-。新品でそれっぽいデザインのものとしては安価な部類である。
    日差もこの個体は+10秒程度とまずまずの精度。

    実物と比較

    実物と比べると若干大きく、厚みもあるが、ドイツ軍装と合わせてみても全く違和感はないだろう。

    最近はこうしたクラシカルなデザインの時計も各社から発売されるようになってきており、一頃と比べると選択肢は増えつつあるように思う。
    また、当時は私物も多く用いられていたので、官給品のデザインにこだわらなければ、使えそうなデザインは多い。

    Tutima Flieger Chronograph 1941

    陸軍用ではなく、空軍用なのでアレだが、当時ルフトヴァッフェにクロノグラフを納入していた独Tutima社によるレプリカというか復刻版である。

    当時のメーカーの作だけあって、見た目はズバリであるが、ケースはチタン、ムーブメントは自社製だったのがスイス製のETA / VALJOUX 7760に変更されている。汎用ムーブメントを使用していることもあり、この手の時計としては実売25万円程度と比較的お求め易いお値段となっている。
    中古なら程度にもよるが、半値程度か。

    尚、実物で実用コンディションのものは無茶苦茶高い。

    ま、武装SSの格好でこの時計をするのもヘンだし、比較的リーズナブルとは言え、どこかにぶつけて壊しでもしたら涙止まらなくなるので、野戦系の活動で身につけることはないだろうが、流石ドイツ製だけあって、日差+2〜3秒程度と殆ど気にならないレベル。

    ケース径は竜頭抜きで38mm。現在のクロノグラフと比べると小振りである。
    竜頭の上下に2つあるボタンは、上のボタンがストップウォッチのON / OFFで、これを押すとセンターの秒針が作動し、積算値が右側のインジケーター(30分)に表示されていく。因みに左側は普段動作している秒針である。ボタンをもう一度押すとセンターの秒針が止まり、積算も停止する。
    下の赤いボタンはセンター秒針の帰針ボタンで、センター秒針を停止させた状態でこれを押すと、0時の所に針が戻る。

    このタイプのクロノグラフは他に、やはり当時の納入メーカーの一つであるHanhart社からもレプリカというか復刻版が発売されていたが、既に販売終了しているらしく、新品での入手は困難。
    Tutimaのものと同じムーブメントを採用しているのだが、Hanhartの方が若干安かった。

    TutimaもHanhartもどうせ復刻版作るなら、多少高くなってもムーブメントも当時のものを再現して欲しかった。なんとなく、「仏作って魂入れず」感の漂う製品である。

    所で、カメラのContaxは戦後賠償の一環として、仕掛かり部品を製造ライン毎ソ連に接収されて、ソ連によって占領下のZeiss Ikon社やウクライナに移転した製造ラインを用いて組立てられた。接収した部品が尽きた後には、ウクライナの製造ラインを利用して「KIEV」としてコピー品が生産され続けたのだが、これと同様に、Tutimaのクロノグラフも接収した部品を利用して戦後ソ連で組立てられた。接収した部品が尽きた後は、やはりコピー品の製造が続けられたのだが、これが「POLJOT(パリョート)」である。見た目はほぼTutimaのクロノグラフそのものなので、パリョートの文字盤にTutimaのロゴを入れたフェイクが多く出回ることになったが、文字盤の6時の部分にカレンダーがあるのが識別点である。

    フェイクではない普通のパリョートのクロノグラフは$200〜$400程度で買えたのだが、最近は余り見かけなくなった。

    Aeromatic 1912 A1330 Aviator Watch

    フランクフルトのAeromatic社から現在絶賛発売中の当時風腕時計。
    デザインの元になっているのは、空軍のパイロットに支給されていたモデルの腕時計で、当時この種の時計を空軍に納めていた独Laco社からレプリカが発売されているが、価格的に上のTutimaのクロノグラフよりもちょっとお高く、やはり外でガシガシ使うには抵抗があろう。

    その点こちらは実売¥15,000-程度と価格も実用的。
    また、実物はケース径55mmと巨大な腕時計であるが、こちらは竜頭抜きで39.5mmと程良いサイズ。
    ま、元がパイロットウォッチだから武装SSの格好に合わせるのはどうかとも思うが、これならギリギリOKか?

    一応ドイツの会社のものだが、部品の製造は中国で行われているらしく、搭載されている自動巻ムーブメントも良く分からないが、日本製か中国製のものを用いているらしい。
    値段の割には造りも良く、精度も日差+5秒程度と悪くない感じ。

    空軍用時計レプリカ2種

    まあ、並べてしまうと価格差を感じざるを得ないが、Aeromaticの時計も決してショボくはない。
    また、どちらも武装SSの軍装と合わせるには難有りであるが、いかにも現代物といった作風の腕時計をするよりはマシだろう。

    代用品乃至はレプリカに関して言えば、個人的には見た目だけの問題だと思うので、ムーブメントはクウォーツでも全然アリだと思う。
    クウォーツで見た目はHelvetiaのものと同じデザイン、価格は5000円以下っていうのが出てきてくれると大変有り難い。精度的にもメンテ的にもクウォーツの方がいいし。

    尚、軍用時計としては他に懐中時計もある。
    ドイツ軍のズボンには大抵ウォッチポケットがついているので、懐中時計を使うのも良い選択だと思う。流石にこれは実物は持っていないのだが、当時のものや、戦後間もない頃の東独の手巻き式ストップウォッチ等を持っている隊員はいるので、いずれ折りを見て紹介してみたい。

    2010.02.10 | Equipment

    Reproduction Tank Crew Headphones 1


    先日の記事でちょろっと触れた、レプリカ戦車兵用ヘッドフォン制作の進捗状況を紹介しよう。

    上の画像は試作が完了した部品を組み上げてみたもの。
    現時点ではヘッドバンド〜スピーカー取り付け用のステー部分まで仕上がっている。

    ギミック的にも部品形状的にも、一番難しい部分はこれでクリアー。
    スピーカーや耳当て部分は円盤と円筒形の部品の組み合わせなので、工作難易度的には、これよりも遙かに簡単である。これらも試作が完了し次第、紹介したい。

    ヘッドバンド。

    左が実物で、右が試作したレプリカ。

    頭の大きな日本人向けに、若干長目に作ってある。
    材質は、板バネということで、勿論鋼。

    問題は革のカバーとクッションをどうするかで、現在製作&装着方法を検討中。

    ヘッドバンド先端金具。

    左が実物で、右がレプリカ。

    これとヘッドバンド本体との間にボールマウントを挟み込むことで、スピーカー部分の角度と位置を調整する仕組みになっている。

    スピーカー用ステー。

    左が実物で、右がレプリカ。

    スピーカー&耳当て部分を任意の角度に調整できるようにするためのステー。
    中央の穴に調整用のボールマウントをとりつける。

    板バネ。

    左が実物で、右がレプリカ。

    スピーカー取り付けステーとスピーカーハウジングとの間に挟むことで、スピーカー&耳当て部分がグラつかないよう、テンションをかけておくための部品。

    スピーカー固定用ステー。

    左が実物で、右がレプリカ。

    スピーカーをヘッドバンドに取り付けるためのステー。

    ボールマウント。

    左が実物で、右がレプリカ。

    スピーカー部分を任意の角度、位置に調整するための部品。
    これを削り出すのが一番大変だった。

    実物スピーカー装着。

    とりあえず試作品に実物のスピーカーをとりつけてみた。
    ご覧のように問題なく装着でき、実物同様に角度や位置の調整が可能。従って部品形状や寸法、穴位置は問題なく仕上がっているということだ。

    別角度から。

    手前味噌だが、これ、割と良く出来ているのではなかろうか?
    パッと見ただけではレプリカとは分からない程度には仕上がっていると思う。これなら量産はじめても問題ないだろう。

    現時点で仕上がっている部品一覧。

    ヘッドバンド、ヘッドバンド先端金具、スピーカー用ステー、スピーカー固定用ステー、ボールマウント、板バネの計6点。これを組み立てると左の写真のようになる。サイズや形状はほぼドンピシャに出来たと思う。

    量産品では塗装は剥がれにくい方法で施す予定。

    1 / 212