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SS山岳部隊

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    2010.03.07 | Bags & Backpacks

    Reproduction M31 clothing bag (U.S. made)


    元々簡易な作りな上に、それなりの重量の荷物を詰め込んでいたためか、市場に出回っている実物のM31 衣類鞄(クローシングバッグ)はあちこちが痛んでいるものが多い。特に把手の根元がとれかかったり、生地ごと抜けかかっているものが目立つ。中には既に一度抜けてしまい、補修された跡があるものもある。
    他にも縁や底が擦り切れていたり、方々に小穴があいているのはデフォ。状態が良いものは中々みかけないアイテムの一つである。

    そういう訳で、実用する時は結構気を遣う。
    というか、いつ把手が抜けてしまうか、どこかに小穴をひっかけて、生地がビリっといってしまうのではないかとヒヤヒヤしながら使っている。

    このままでは精神衛生上宜しくないので、いっそレプリカを作ってしまおうかと考えていた時に見つけたのが、この米国製のレプリカである。やはり米国でも実物がボロくて困っている人がいるようで、そういう人向けにレプリカが製作されいたのだ。
    当隊隊員もこれを買えば問題解決なんじゃないかと思い、早速在庫を問い合わせてみた所、残念ながら残り2個と、世の中そうそう都合良くはできていないという現実に直面する結果となった。

    とりあえず在庫の2個を注文し、届いたのが上の写真のものである。
    所謂後期型というか、ボディの縁に革の補強がないタイプのものが再現されている。
    ストラップは戦後物の装備ストラップをぶった切って流用。把手は新品の革を使って作られている。
    生地は色目も質感も、後期のリュックや鞄に多用されている生地の風合いに近く、良い感じ。
    何よりも新品ということで、実用上の安心感は絶対的なものがある。

    とは言え、2個では全然足りないので、やはり当隊でレプリカを作成することとした。簡易な作りの鞄なので、特に難しいことはないだろう。

    実物と比較1

    手元に初期型というか、縁に革補強があるタイプしかないので、これと並べてみた。
    このタイプのものは生地がより目の細かくスムースな表面のものでできており、色目もより青味がかっているので、米国製のレプリカとは印象が異なる。

    実物と比較2

    寸法と形状は実物通り。
    縫製もしっかりしているし、良く出来ていると思う。

    実物と比較3

    後期型の実物は採寸等のために職人に預けてしまっているので、以前撮影した写真と比較。

    やはりこのタイプをモデルとしているので、色目や質感共に違和感はない。
    レプリカの方が緑が強いが、実物でもオリーブグリーンのような色合いのもから、オリーブドラブに近いもの、より茶が濃いもの等様々なバリエーションがあるので、十分許容範囲内である。

    Waffen amt刻印1

    把手の裏側にはアムトの刻印が入れられていた。
    これまで実物を何枚か見てきたが、アムトの刻印が入っているものを見た記憶がない。
    手元にあるものにもアムト刻印はなし。

    もっとも使っているうちに裏面は毛羽立ってくるので、消えたり目立たなくなっている可能性はあるかもしれないが、まあレプリカだし、別に入っててもいいかなと。

    Waffen amt刻印2

    本体向かって左側のストラップの裏にはアムトのスタンプが押されていた。
    これも実物では見たことがないというか、実物のストラップの裏はこのように白くはなっていないし、スタンプならすぐに摩滅してしまうので、実物の革部品にこのようにアムト刻印が入れられていたのかどうかは不明。

    2010.02.28 | Bags & Backpacks, Personal Items

    M31 Clothing bag and the contents


    昨日のM39背嚢に続き、本日はM31衣類鞄(クローシングバッグ)とその内容について。

    このバッグは背嚢とは異なり、ちょっとした物を入れて持ち運ぶのに便利なので、当隊活動においても割と頻繁に利用している。が、やはり戦闘で使う訳ではないので、正しくは何を詰めておくべきなのかといったことは余り省みられることはなかった。その時々で必要なアイテムを適当に詰め込んで現場まで持ち運ぶといった使い方が主である。
    折角持っている訳だから、今後はもうちょっと真面目に使ってみるべきなのかもしれない。

    上の写真は、M31衣類鞄とその中身である。
    1936年版の独陸軍歩兵操典によれば、中に詰めるべきアイテムは以下の通りである。

    ・夏服又は作業服1着
    ・下着1ペア
    ・靴下1ペア
    ・カラー1本
    ・テントポールバッグ(ポール1本、ペグ2本)

    これにその他必要な物を詰めるべしとされている。
    上の写真では、作業着としてリードグリーンのHBT作業服を使っているが、SSの場合は初期にはスタンドカラーの作業服が用いられる場合もあったかもしれない。

    また、冬季に毛布を兵士が携帯したり、馬や車で運ばない場合は、毛布も衣類鞄に収めるとされている他、騎馬の兵士は編上靴を一足、衣類鞄に収めることと記されている。

    気になるのは、テントポールバッグを衣類鞄に収めるように記されている点である。
    確かに背嚢にはテント用ロープしか収められていないし、雑嚢に入るサイズではないので、とりあえず前線迄入れて運ぶとすれば、衣類鞄なのだろう。

    M31衣類鞄後期型

    「工兵用バッグ」として売られていることもあるが、実態は衣類鞄である。
    これは所謂「後期型」と呼ばれるもので、後期の独軍野戦装備に多用される荒目のキャンバス地で作られている。

    M31衣類鞄初期型

    こちらは所謂「初期型」と呼ばれるものであるが、本当に初期/後期で作りが違うものなのかは不明。
    こちらは上の後期型と比べ、より目の細かいスムースな表面のキャンバス地でできており、本体の縁に補強のための革が当てられている。

    カラー2種

    マニュアルによれば、カラーを1本携行することになっている。

    上は陸軍と武装SSで一般的に用いられているもので、下は主に初期のSSで用いられていたもので、スタンドカラーの作業服と組合わせて着用されている写真を良く見かける。但し、戦争がはじまってからもフィールドグレーのウール野戦服の下にこのカラーを付けている例も見かける。

    収納状態

    マニュアルには背嚢と異なり、特に荷物の詰め方は記されていなかったので、順番は適当。
    衣類鞄にテントポールバッグを収めるというのは、少々意外に思われるのだが、ご覧のように、テントポールバッグの幅と衣類鞄の幅はぴったりで、テントポールバッグと衣類鞄、どちらのサイズが先に決まって、どちらが合わせたのかは分からないが、衣類鞄に収めるのに都合が良いようにはなっている。

    荷物を全て収納した状態

    マニュアルに記されていたものを全て詰めてもパンパンにはならず、まだまだ余裕がある。恐らくそのスペースに様々な日用品等が詰め込まれたのであろう。

    2010.02.28 | Bags & Backpacks, Personal Items

    M39 Tornister and the contents


    寒かった冬も終盤を迎え、もうじき春の行楽シーズンである。
    ウール服中心のドイツ軍装を楽しむには、勿論暑いよりは寒い方が良いのではあるが、物には限度というものがある。個人的には気温15〜20度程度が外で遊ぶには丁度良いのではないかと思う。

    さて、行楽と言えばピクニック。ピクニックと言えば行軍である。
    当隊では滅多に使う事のない馬毛背嚢の出番である(一応全員持ってる)。
    そこで当時の陸軍歩兵操典に記されている、馬毛背嚢の内容物とパッキング方法をおさらいしておこう。参照したのは1936年版。MG08の扱い方なんかがまだ載っており、内容としては少々古いかも知れない。

    上の写真がM39背嚢とその中身である。

    上段左から、M39背嚢、マンテル、装備ストラップ3本。
    中段左から、編上靴、靴手入れ用品一式、シャツ、タオル、洗面用具。
    下段左から、ハードタック(ビスケット)、缶詰肉、飯盒、靴下、迷彩ツェルト、テント用ロープ。
    これに置き忘れたが、銃のクリーニングキットとひげ剃りが加わる。

    マニュアルには、これらのアイテムのパッキング方法も記されており、以下、それに従って実際にパッキングしてみた。

    尚、SSのM34背嚢の場合は、飯盒を背嚢のフラップ上に取り付ける等、若干の相違があるが、大筋は同様である。

    まずは背嚢を開き、主室の底に靴下を敷く。背中への圧力を軽減させるクッションの役割を果たすので、可能な限り全面を覆うように敷くべし。

    次に飯盒を収めるのだが、その前にハードタック(固いパン。ビスケットやクラッカーの類。「SS Iron Ration」参照。)を飯盒の中に仕舞う。

    飯盒を飯盒カバーの中に収める。

    尚、M39背嚢には、この飯盒カバーがついているものと、ついていないものとがある。
    ついていない場合は、単独のカバーを飯盒にかぶせた上で、背嚢主室の底面中央に、蓋が背嚢主室の上端にくるよう(写真の位置)にして収める。

    靴の中に、ブラシや靴墨、布といった手入れ道具を分散して入れる。あとで靴を潰す必要があるので、なるべく均等に振り分けて仕舞うべし。

    編上靴の足首部分を写真のように内側に折り込む。

    こうしないと他のものが収まらない。

    靴を収める。

    左足は左側、右足は右側にそれぞれ靴底が背嚢の側壁に向くようにして入れる。
    飯盒とモロに干渉するので、甲の部分を潰しながら入れると良い。

    銃のクリーニングキットを横にして、飯盒の下に収める。

    銃のクリーニングキットの下に、缶詰肉を収める。

    飯盒と左右の靴、背嚢の下面との間の空いている空間にテント用ロープを収める。

    その他携行する小物がある場合は、背嚢の側面と靴との間等の空いているスペースに適宜収める。

    主室のプラップを3本のストラップを用いて閉じる。

    シャツとタオルを背嚢フラップ裏面の衣類パックの中に、衣類パックの面を覆うように平らにして収める。

    ひげ剃り、石鹸等の洗顔用品を衣類パックの左右の隅に振り分けて収める。

    その他入浴用品や、ソーイングキット等を携行する場合は、なるべく平らになるように、均等に配分して収めた上で衣類パックのフラップを閉じる。

    迷彩ツェルトは凡そ主室と同じサイズに折り畳んで、背嚢のフラップと主室の間に収める。

    尚、いつも同じ所で折ると、そこから生地が痛んでしまうので、迷彩ツェルトを折る時は時々場所をかえて折ることが推奨されている。

    冬季の活動や、作戦上必要な場合は毛布を同様に折り畳んで、迷彩ツェルトの上に置いて携行して良いとされている。この場合、主室の左右に突き出すように毛布と迷彩ツェルトを置くように指示されている。

    迷彩ツェルトや毛布は背嚢の外周に重ねて巻き付けるイメージがあるが、マニュアルによれば、これが許されるのは、正装をしてのパレードの時に限られると記されている。

    迷彩ツェルトを挟んで、背嚢のフラップを2本のストラップを用いて閉じる。

    次にマンテルを写真のように縦に巻く。

    巻いたマンテルを背嚢の外周に、3本の装備ストラップを用いて固定する。この際に巻いたマンテルの両端は内側に折り込んでおくと共に、マンテルの両端と背嚢の下端とがピッタリ合うように調節する。

    装備ストラップはストラップの端がマンテルの下にくるように、背中側に向かって引っ張るようにする。

    これで完成である。

    この他、衣類鞄と雑嚢に関してもその内容についての指示がマニュアルに記されているので、春の行軍演習の前に、この2つについても紹介するようにしたい。