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SS山岳部隊

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    2010.02.20 | Watch

    WW2 German Military Wrist Watch


    ドイツ軍装を揃えるに当たって、意外と入手にてこずるアイテムの一つが腕時計ではないかと思う。
    まあ、全員に支給されていた訳ではないし、特に歩兵系では、リエナクトにせよ、サバイバルゲームにせよ、無くても特に困らないので、当隊でもわざわざ実物を購入して揃えている隊員は少ない。というか、そもそも時計を身につけない隊員が殆どである。当隊には100万以上する時計を何本も持っている腕時計マニアがいるのだが、そいつだってドイツ軍装で遊ぶ時は時計はナシである。ある意味、「あってもなくてもいい装備」の代表格と言えるだろう。

    しかし、今後戦車を運用するに当たっては、戦車搭乗員とそれ以外の隊員との連携をとる必要が出てくる可能性がある。それにあたって腕時計は「なくてはならない装備」になるだろう。
    ただ、実用目的となると必ずしも実物が良いとは限らない。外部との連携をとりつつ運用となると、双方の時計がズレまくっていては話しにならない。従って無理に実物で揃えるよりは、動作に問題がないレプリカや代用品を使う方が合理的だろう(まあ、秒オーダーでピッタリ合わせて何かやる必要があることってないけどね)。

    そこで今回は実物、レプリカ、代用品のそれぞれを紹介してみよう。

    陸軍官給腕時計

    実物。
    “HELVETIA”というスイスブランド(後にオメガに吸収される)の手巻式腕時計である。
    ご覧のように外装、文字盤共に痛みが目立つが、今の所、日差-30秒程度で動いている。
    黒文字盤に夜光塗料付の白文字、スモールセコンド付という当時の一般的な仕様である。

    ケース径は竜頭ナシで32mm、竜頭込みで35mm。
    今の目からすると小振りな時計であるが、この時代の陸軍用の軍用時計は各国共にこれ位のサイズのものが多い。

    裏面

    ドイツ陸軍納入を示すDHナンバーが刻印されている。

    この種のものは当時大量に生産されたので、現存数もそこそこ多く、アンティークウォッチとしては手頃な値段で入手可能だが、実用上問題無い程度のものは年々減りつつある。

    代用品

    B-barrelという日本ブランドの時計。
    黒文字盤の自動巻である。
    製造自体は中国で行われており、ムーブメントも中国製。
    中国製機械式時計には実用に耐えない粗悪なものも多いが、ここの物はしっかりと検品されているらしく、評判が良い。

    この時計はインデックスがシルバーの金属製な点が異なるが、全体的な雰囲気としては1940〜50年代の腕時計のデザインを踏襲しており、良い感じだ。

    ケース径は竜頭ナシでで35mm、竜頭込みで38mm。
    これで定価¥15,750-。新品でそれっぽいデザインのものとしては安価な部類である。
    日差もこの個体は+10秒程度とまずまずの精度。

    実物と比較

    実物と比べると若干大きく、厚みもあるが、ドイツ軍装と合わせてみても全く違和感はないだろう。

    最近はこうしたクラシカルなデザインの時計も各社から発売されるようになってきており、一頃と比べると選択肢は増えつつあるように思う。
    また、当時は私物も多く用いられていたので、官給品のデザインにこだわらなければ、使えそうなデザインは多い。

    Tutima Flieger Chronograph 1941

    陸軍用ではなく、空軍用なのでアレだが、当時ルフトヴァッフェにクロノグラフを納入していた独Tutima社によるレプリカというか復刻版である。

    当時のメーカーの作だけあって、見た目はズバリであるが、ケースはチタン、ムーブメントは自社製だったのがスイス製のETA / VALJOUX 7760に変更されている。汎用ムーブメントを使用していることもあり、この手の時計としては実売25万円程度と比較的お求め易いお値段となっている。
    中古なら程度にもよるが、半値程度か。

    尚、実物で実用コンディションのものは無茶苦茶高い。

    ま、武装SSの格好でこの時計をするのもヘンだし、比較的リーズナブルとは言え、どこかにぶつけて壊しでもしたら涙止まらなくなるので、野戦系の活動で身につけることはないだろうが、流石ドイツ製だけあって、日差+2〜3秒程度と殆ど気にならないレベル。

    ケース径は竜頭抜きで38mm。現在のクロノグラフと比べると小振りである。
    竜頭の上下に2つあるボタンは、上のボタンがストップウォッチのON / OFFで、これを押すとセンターの秒針が作動し、積算値が右側のインジケーター(30分)に表示されていく。因みに左側は普段動作している秒針である。ボタンをもう一度押すとセンターの秒針が止まり、積算も停止する。
    下の赤いボタンはセンター秒針の帰針ボタンで、センター秒針を停止させた状態でこれを押すと、0時の所に針が戻る。

    このタイプのクロノグラフは他に、やはり当時の納入メーカーの一つであるHanhart社からもレプリカというか復刻版が発売されていたが、既に販売終了しているらしく、新品での入手は困難。
    Tutimaのものと同じムーブメントを採用しているのだが、Hanhartの方が若干安かった。

    TutimaもHanhartもどうせ復刻版作るなら、多少高くなってもムーブメントも当時のものを再現して欲しかった。なんとなく、「仏作って魂入れず」感の漂う製品である。

    所で、カメラのContaxは戦後賠償の一環として、仕掛かり部品を製造ライン毎ソ連に接収されて、ソ連によって占領下のZeiss Ikon社やウクライナに移転した製造ラインを用いて組立てられた。接収した部品が尽きた後には、ウクライナの製造ラインを利用して「KIEV」としてコピー品が生産され続けたのだが、これと同様に、Tutimaのクロノグラフも接収した部品を利用して戦後ソ連で組立てられた。接収した部品が尽きた後は、やはりコピー品の製造が続けられたのだが、これが「POLJOT(パリョート)」である。見た目はほぼTutimaのクロノグラフそのものなので、パリョートの文字盤にTutimaのロゴを入れたフェイクが多く出回ることになったが、文字盤の6時の部分にカレンダーがあるのが識別点である。

    フェイクではない普通のパリョートのクロノグラフは$200〜$400程度で買えたのだが、最近は余り見かけなくなった。

    Aeromatic 1912 A1330 Aviator Watch

    フランクフルトのAeromatic社から現在絶賛発売中の当時風腕時計。
    デザインの元になっているのは、空軍のパイロットに支給されていたモデルの腕時計で、当時この種の時計を空軍に納めていた独Laco社からレプリカが発売されているが、価格的に上のTutimaのクロノグラフよりもちょっとお高く、やはり外でガシガシ使うには抵抗があろう。

    その点こちらは実売¥15,000-程度と価格も実用的。
    また、実物はケース径55mmと巨大な腕時計であるが、こちらは竜頭抜きで39.5mmと程良いサイズ。
    ま、元がパイロットウォッチだから武装SSの格好に合わせるのはどうかとも思うが、これならギリギリOKか?

    一応ドイツの会社のものだが、部品の製造は中国で行われているらしく、搭載されている自動巻ムーブメントも良く分からないが、日本製か中国製のものを用いているらしい。
    値段の割には造りも良く、精度も日差+5秒程度と悪くない感じ。

    空軍用時計レプリカ2種

    まあ、並べてしまうと価格差を感じざるを得ないが、Aeromaticの時計も決してショボくはない。
    また、どちらも武装SSの軍装と合わせるには難有りであるが、いかにも現代物といった作風の腕時計をするよりはマシだろう。

    代用品乃至はレプリカに関して言えば、個人的には見た目だけの問題だと思うので、ムーブメントはクウォーツでも全然アリだと思う。
    クウォーツで見た目はHelvetiaのものと同じデザイン、価格は5000円以下っていうのが出てきてくれると大変有り難い。精度的にもメンテ的にもクウォーツの方がいいし。

    尚、軍用時計としては他に懐中時計もある。
    ドイツ軍のズボンには大抵ウォッチポケットがついているので、懐中時計を使うのも良い選択だと思う。流石にこれは実物は持っていないのだが、当時のものや、戦後間もない頃の東独の手巻き式ストップウォッチ等を持っている隊員はいるので、いずれ折りを見て紹介してみたい。

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