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SS山岳部隊

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    2010.05.05 | Hygiene

    Shaving Items

    当隊では数次にわたり、雑嚢の中身の充実を図ってきた。
    フォーク、ナイフ、スプーンといった食器に始まり、Esbit、調味料、レーション、タオル、マッチといったアイテムを実物/レプリカ取り混ぜて揃えてきたのだが、最近力を入れているのが、髭剃り用のアイテムである。

    一泊以上の活動では、起床時に髭を剃ることになるので、特に隊でお膳立てしなくても自発的に揃えていた隊員もいるのだが、やはりこの手の生活用品に興味の無い隊員もいるし、大抵は宿を出て活動をはじめる前に済ませてしまうので、どうしても実物乃至は当時のスタイルのものを持っていなければ話しにならないというアイテムでもない。従って、全員で揃えている訳ではないというのが現状である。

    しかし今後、4号戦車が完成した後は、砲身の下にテントを張って寝るといったプレイも想定され、活動中に髭を剃るというケースも増えてくるものと思われる。4号の実戦投入がはじまる迄には揃えて行こうということで、鋭意調達中である。

    髭剃り各種

    当時のドイツ軍で多用されていた、両刃カミソリ用のホルダーである。
    様々なメーカーで生産されていたが、基本的な仕組みと形状は大体同じである。
    素材はベークライトの他、金属製のものも生産されていた。

    中央の金属製のものは、現在でも生産されている独メルクール社製品。
    その左右はベークライト製のWW2当時の製品である。

    ヘッドを分離

    この種の髭剃りは、大抵このようにヘッドと軸とを分離することができる。

    ヘッド部は上下に2分割されており、その間に刃を挟み込む構造になっているのだが、稀に下側の部品が軸と一体になっていて、分離できるのは上側の部品のみというスタイルのものもある。

    WaA刻印

    上にあげた3種の内、左側のベークライト製のものは、国防軍の官給品で、軸の底にヴァッフェンアムトの刻印が入っている。

    携帯用ケース

    以前にも紹介したが、官給タイプの髭剃り用ケースである。
    3点とも革製のレプリカ。

    当時は革製の物の他、同一形状で、防水加工を施したキャンバス製のものも支給されていた。

    隊員に提供するのに、色や革の質を変えて色々試作してみたが、一番左の茶革の物を量産することとなった。

    収納状態

    髭剃りは軸とヘッドに分割して収納する。
    替刃も10枚入りのものを1箱収めることができる。

    […]

    2010.03.10 | Hygiene

    Reproduction WW2 German shaving razor pouche

    久しぶりに雑嚢から取り出してみたら、ベークライト製の髭剃りが粉砕されていた。
    そんな経験をされた方も多いのではないかと思う。
    当隊でも裸で雑嚢に入れている隊員が多いので、髭剃り粉砕事件は頻発。
    大抵は地面に置いていた雑嚢を踏んでしまうとか、上に重い荷物を置くといったケアレスミスが原因である。

    「こんなに脆いのでは、当時のドイツ兵もさぞ困ったことだろう」

    そう思いがちなのだが、さに非ず。
    ドイツ軍は、つまんない物にもとにかくケースの類をつけるので有名だが、髭剃り用のケースもちゃんと用意されていたのである。
    もっとも、良く考えてみれば、刃の露出した髭剃りを裸で雑嚢や背嚢、衣類鞄(これらのいずれにも収める例がある)に入れておくバカはいない。そんなことをしたら、雑嚢等がボロボロになってしまうこと必定である。
    従ってこれは、実用せずに、刃をつけていないものを単に雑嚢の飾りとして入れておくケースに限って生じるトラブルと言えよう。実用するなら衛生上の観点からしても、裸で入れておこうとは思わないだろう。

    さて、髭剃りは官給品の他に、私物も持ち込まれていたせいか、これを収めるケースも、ベークライトや金属製のハードケースから、キャンバス製のジッパー付きポーチ等様々な形のものがある。その中でも有名なのが上の革製のポーチであろう。「Whermacht」や「Heer」といったスタンプが押されていることもあるので、官給品と思われる。

    構造は、十字にカットされた革にホックと髭剃りや替刃をホールドするためのループがついているだけという至って簡単なもので、携行時はこれを折り畳んでホックを留める。
    ループは本体に直接縫い付けられている訳ではなく、台布上に縫い付けられており、その台布の左右両端を本体に縫い付けることで固定されている。
    素材は革の他に、ニスを引き、防水加工を施したキャンバスを用いたものがある。

    尚、髭剃りはグリップとヘッドの部分を分割して収納するようになっており、写真のようにグリップの端が太いタイプだと、蓋を閉じた際の収まりが悪い。

    非常に簡素なアイテムだが、壊れ易いベークライト製髭剃りの保護にもなり、携行にも便利なので、今後量産して全隊員に支給する予定。型紙は起こしてあるし、革もあるので、近々作業会でも催そうかと思う。

    粉砕された髭剃り

    不注意から無惨にも粉砕されてしまった実物ベークライト製髭剃り。
    これはグリップの底にヴァッフェンアムトの刻印が入っている官給品。
    当時のT字髭剃りはどれも似たような形ではあるが、色やグリップ部の形状や長さに様々なバリエーションがある。

    また、素材もベークライトの他に、金属製のものも多かったようだ。

    梱包状態

    この状態で雑嚢や背嚢、衣類鞄に入れておけば、粉砕率は大分低下するだろう。
    元々小さなアイテムであるが、替刃も含めてコンパクトに携行できるのも良い。

    2010.02.28 | Bags & Backpacks, Personal Items

    M39 Tornister and the contents

    寒かった冬も終盤を迎え、もうじき春の行楽シーズンである。
    ウール服中心のドイツ軍装を楽しむには、勿論暑いよりは寒い方が良いのではあるが、物には限度というものがある。個人的には気温15〜20度程度が外で遊ぶには丁度良いのではないかと思う。

    さて、行楽と言えばピクニック。ピクニックと言えば行軍である。
    当隊では滅多に使う事のない馬毛背嚢の出番である(一応全員持ってる)。
    そこで当時の陸軍歩兵操典に記されている、馬毛背嚢の内容物とパッキング方法をおさらいしておこう。参照したのは1936年版。MG08の扱い方なんかがまだ載っており、内容としては少々古いかも知れない。

    上の写真がM39背嚢とその中身である。

    上段左から、M39背嚢、マンテル、装備ストラップ3本。
    中段左から、編上靴、靴手入れ用品一式、シャツ、タオル、洗面用具。
    下段左から、ハードタック(ビスケット)、缶詰肉、飯盒、靴下、迷彩ツェルト、テント用ロープ。
    これに置き忘れたが、銃のクリーニングキットとひげ剃りが加わる。

    マニュアルには、これらのアイテムのパッキング方法も記されており、以下、それに従って実際にパッキングしてみた。

    尚、SSのM34背嚢の場合は、飯盒を背嚢のフラップ上に取り付ける等、若干の相違があるが、大筋は同様である。

    まずは背嚢を開き、主室の底に靴下を敷く。背中への圧力を軽減させるクッションの役割を果たすので、可能な限り全面を覆うように敷くべし。

    次に飯盒を収めるのだが、その前にハードタック(固いパン。ビスケットやクラッカーの類。「SS Iron Ration」参照。)を飯盒の中に仕舞う。

    飯盒を飯盒カバーの中に収める。

    尚、M39背嚢には、この飯盒カバーがついているものと、ついていないものとがある。
    ついていない場合は、単独のカバーを飯盒にかぶせた上で、背嚢主室の底面中央に、蓋が背嚢主室の上端にくるよう(写真の位置)にして収める。

    靴の中に、ブラシや靴墨、布といった手入れ道具を分散して入れる。あとで靴を潰す必要があるので、なるべく均等に振り分けて仕舞うべし。

    […]